栃木のWeb集客で見落としがちな視点。リアル広告との違いに注目してみよう。
栃木の会社はWeb集客が苦手・・・。なぜか?
東京の業者の方がWeb広告での成功確率が高い。
これはあると思います。
広告はセンスも絡んでくる領域なので一概に「これ」とは言えませんが、
強いて言えば、プランニング、つまり、
どんなメッセージを、
どの媒体で、
どういう表現で見せるのか?
この突き詰め方に差を感じることが多いです。
なぜ、このような差が生まれるのか?
それは栃木の広告主が「リアルの広告」に慣れ過ぎているから、だと思います。
栃木と東京、両方のお客様とお付き合いして痛感するのは、
チラシとWeb広告の一番の違いを理解しているかどうか?
ここの差が大きいです。
この記事ではこの”違い”について解説いたします。
チラシとWeb広告の違いを把握する
栃木ではまだまだ折込チラシやポスティング、
はては電柱広告など『リアルの広告』が強いと思います。
これは悪いことではありません。
広告で大切なのは「人がいるところに適切に広告を出すこと」なので、
車社会の栃木であれば電柱広告もロードサイドの看板も有効です。
さて、そのことを踏まえた上で
Web広告と、紙媒体を始めとする『リアルの広告』では何が異なるのか?
それは、
広告が見られると同時にコンテンツが消費されるか否か?
です。
よく分からないですよね。笑
すみません、一言で言うとこうなってしまうもので…。
説明しますね。
例えば折込チラシの場合、
チラシを手に取った瞬間にザっと内容に目を通します。
これは
- チラシを手に取る = 広告が見られる
- ザっと目を通す = コンテンツを消費する
という動きになります。
広告の存在に気付いた瞬間に、内容まで(触りであっても)伝達できている点に注目して下さい。
※「コンテンツ」というのはキャッチコピーだったり、
商品の説明だったり、デザインだったり、
そういうものを一括りとしたものを指しています。
では一方でWeb広告の場合はどうなのか?
ここではリスティング広告(=検索広告・PPC広告)を例とします。
- 検索をする
- 表示された広告をクリックする = 広告が見られる
- サイトに移動する
- サイトを読む = コンテンツを消費する
というような流れになります。
このケースでは、
広告を気付いて、クリックという【1アクション】を挟んだ後、サイトを読む
という動き方になります。
つまり、
チラシの場合は、広告見つけた時に大枠の情報も同時に見られますが、
リスティング広告の場合は、広告を見つけた瞬間に、大切な情報はまだ伝わっていない
というのが明確な違いとなるのです。
興味関心を引き付ける広告と内容を伝えるWebサイトが別に存在する
要は、Webサイトへのクリックを稼ぐための広告とは別に、
内容を的確に伝えるWebサイトを用意する必要があるのです。
チラシの場合は、
広告会社に発注すれば内容を伝えるための「コンテンツ」も出来上がってきます。
しかし、Web広告の場合、
クリックを取っただけ(Webサイトに呼び込んだだけ)では成果につながりません。
ここでいう「コンテンツ」、すまわち
Webサイトの方も充実していないと広告費を効率的に使えていない
のです。
リスティングを例にしましたが、どのWeb広告にも共通して言えます。
ほぼ全てのWeb広告がクリックを稼ぐためのものなのだから、です。
これを理解していないとどうなるのか?
広告と同じく重要なサイトが”未熟”だと成果につながらず、広告費を垂れ流すだけになります。
だから、
広告を発注しただけで終わるのではなく、
より良いサイトコンテンツを作り込んでいく事が必須
です。
Web広告が「運用型」と評されるのはこういった性質のためです。
「広告」と「Webサイト」で一貫性を保つこと
重要な点をまとめますね。
- 発注して終わりではないことを把握しておく
- 広告とコンテンツ、両方とも充実する必要がある
- この2つが継続的に改善していくようにチームを組む
そして、
「広告」と「Webサイト」が別物ということは、
ここで一貫性が問われる、ということです。
広告のクリック率を高めるために、強く煽ったりもしますが、
それだとサイトを読んだ時、
内容が違って「がっかり」されていては問合せにつながりません。
大切なのは一貫性そして(情報量と煽りの)バランスです。
そういった点を大切にしていただければ、
Web広告は結果につながります。
少なくとも、
「これだけやってダメなら本当にWebは向かない」
という結論が出せます。
それも大切なことではないでしょうか。
Web広告は博打ではありません。成功にも失敗にも「理由」があります。
一度やって成果が出なかった方。
これからWebに力を入れていきたい方。
ぜひ一度、今日の内容をもとに改めて検討してみて下さい。
きっと新しい『勝ち筋』が見えてくるはずです。